事業内容

NPO APSCは、アジア太平洋心臓病学会、世界心臓連合と協力し、心血管病予防のためウオーキング、市民公開講座、禁煙キャンペーン、健康チェックなどを中心にワールドハートデーを開催し、また、国連サミットで取り上げられた非感染疾患(NCDs)関連の組織と協力し, NCDs撲滅を目標に、日本NCDアライアンス、アジア太平洋NCDアライアンスを形成し、アジア太平洋地域の健康増進を目指した活動を行いたいと考えています。

NPO APSCの目的

当法人は、アジア太平洋地域における心臓血管病及びその他の非感染性疾患に関する予防と管理に関する啓発活動を推進し、アジア太平洋地域の人々の健康増進に寄与することを目的とする。

保健、医療又は福祉の増進を図る活動
社会教育の推進を図る活動
学術、文化、芸術又はスポーツの振興を図る活動
国際協力の活動
非感染性疾患 NCDs (Non-Communicable Diseases)

心臓血管病、がん、慢性肺疾患、糖尿病等の総称で全世界の死亡の原因の60%(3500万人)を占め、そのうち48%は心臓血管病、がん約20%、呼吸器系疾患約10%、糖尿病が3%を占めています。低・中所得国では毎年800万人がNCDsで死亡しており、今後10年以上増加し続けることが予想されています。
このことから、世界保健機構(WHO)は 低・中所得国やNCDsの頻度の高い地域に焦点を合わせ、国際的NCDs活動計画の目的を達成するため、NCDネットを創設しました。また、2009年に世界心臓連合(WHF)は国際糖尿病連合(IDF)、国際対がん連合(UICC)と、2010年には国際対結核肺疾患連合(The Union)が合流し、全体として170カ国、880の会員組織からなるNCDアライアンスを形成しました。
NCDアライアンスの活動により、2011年9月19-20日、米ニューヨーク国連本部で、世界30カ国の代表者が国連サミットを開催しました。本サミットは、国際的、国内的レベルの努力により、数百万の人々の生命を救いNCDsによる社会的、経済的な脅威を取り除くことが期待されています。
NCDsは、喫煙、食習慣、運動不足などの日常生活因子、高血圧、高血糖、高脂血症などの身体的因子、うつ病、不安、急性・慢性ストレス等の社会的・精神的因子との関連が深く、NCDsの予防にはこれらの危険因子を除去することが重要です。

ワールド・ハート・デー

世界心臓連合が2000年に定めた「世界心臓の日(ワールド・ハート・デー)」を一般市民に対する普及啓発事業とし心臓血管病の予防キャンペーン活動の一環として、毎年9月に行われる世界フォーラムです。
心臓血管病(心臓病や脳卒中)は全世界で最も重大な死因となっており、この二つの原因で毎年1,750万人の命が失われています。このフォーラムは、心臓血管病をとりまく環境の向上を願って健康推進を重点に、運動啓発、健康な食生活・食文化奨励、肥満予防、禁煙により心臓血管病予防を奨励し、健康的な魅力あるライフスタイルを推進することを目的に開催いたします。

http://www.world-heart-day.jp/